THE VOC@LOiD M@STER 19 一般参加の手引き

毎度恒例の「一般参加の手引き」を公開しました。
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一見いつもと変わっていないようですが、実は地味に変わっています。
(そして地味に絵も良くなってる気がします)

今回一番大きく変わったのは、冒頭の参加者の説明部分。

この部分、よく「お客様ではありません」と書かれる事が多いのですが、
「買い物をしてるのに何でお客様じゃないの?」と思う人も結構多いのが実情です。

同人イベントは、規模相応のサークル参加者と一般参加者がいて初めて成り立ちます。
というのも、会場を借りる原資は「サークル参加費」と「カタログ」から出ているためです。
サークルが増え、参加者が増え、買う人が増えれば規模は大きくなります。
ジャンルの人気にも左右されますが、事件事故が起これば当然そのイベントは敬遠されます。
参加者が減り、原資が減り、規模も小さくなり、最後にはイベントが開けなくなります。

そうならないために、サークル参加者はマナーを教え、一般来場者はしっかりマナーを守る。
という循環が出来ていました。

最近はこのあたりの感覚が希薄になっている、というのが実情でしょうか。
特にボーマスの場合、商業やライブに出る人も多く、ギャップが生まれています。
コミケもカタログ無しで入場でき、企業ブースが人気を集めていたりするので、
お客様感覚を持ってしまうのも仕方ありません。

1画面ではなかなか分かりにくい話ですが、ぜひ頭に留めておいてください。


そしてもう一つ変わったのは、携帯・スマートフォンの扱いです。

今はほぼ全ての機種にカメラが付いており、やろうと思えば誰でも写真を撮れます。
そしてボーマスではサークルスペース周辺は撮影禁止、盗撮は当然アウトです。

ではどう対策すればいいか、手っ取り早いのは「携帯を使わなければいい」のです。
今回は「レンズ面を向けさせない」「通路上や歩きながら使わない」を盛り込みました。
そもそも混雑する会場内の通路上、ましてや歩きながら携帯を使うのは危険です。
盗撮以外にも、渋滞や転倒、将棋倒しを引き起こしかねないので絶対やめて欲しいですね。

実はこれ、ニコニコ超会議「ユーザーニコ生問題」に関する考察 後編でも話した事。
「呼びかけ」なら即実行できるので盛り込みました。

方法次第で、呼びかけだけでも十分効果が見込める事もあると思います。
なので、ぜひ呼びかけてみてください。

では、楽しいボーマスを楽しんでくださいね!

ニコニコ超会議「ユーザーニコ生問題」に関する考察 後編

1月15日の5周年記念新サービス発表会(β)で、ニコニコ超会議の概要が発表されました。
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2012/01/028978.html
超ボーマス20、ナマケット、ニコラジをはじめ、多くのイベントが催されるようです。

同時に生放送ルールの改訂が行われ、「ゼッケン着用の義務化」「生主区分の明示」
そして生放送エリアの記述が無くなり、「一般生主は原則登録制」となりました。

そしてコスプレレギュレーションも発表されました。
これに関しては、生主や一般来場者にも呼びかけるべきルールも盛り込まれていたり、
(飲酒・喫煙、エリア占有、アトラクション行為、ナンパ、盗撮など)
まだまだ全体としては再考の余地がありますが、とりあえず一通り整備されてきたようです。

というわけでお待たせしました。ニコ生考察・後編です。

前編では、ニコ生を行う上での問題点を書き出してみましたが、
後編では、具体的にどういう問題が起こるのか?というのを詳しく考察します。
そして、ニコ生だけでなく一般的な撮影、コスプレ撮影も含めて考えます。
最後に、「撮影」に対する具体的な対策案を書き出していきます。


撮影されるリスク

撮影行為はニコ生に限らず、様々な場所で、様々な形で行われています。
日常の中では、テレビ局のインタビューや映画の撮影、監視カメラ、
卒業式の記念撮影、プリクラ、そして携帯で友達とスナップショット等々・・・
「撮影」だけを抜き出してみれば、その行為はあまりにも身近なものです。
中には「何で勝手に撮っちゃいけないの?」と思う人もいるかもしれません。

というわけで、撮影される「リスク」を詳しく解説します。

撮影されるリスクはほぼこの2点に絞られます。

  • 撮影された画像から個人情報が特定される可能性がある
  • 画像がネット上に残る可能性がある

撮影された姿や画像に映っている物から、個人が特定される可能性があります。
また、デジカメや携帯で撮られた画像の場合、撮影情報(EXIF)が記録されており、
カメラや携帯の機種、撮影時間、ものによってはGPS情報が分かります。

故意の暴露以外にも、暴露ウィルス等でネットに画像が流出する事もあります。
流出した画像次第では、個人でも決して油断はできません。
画像がネット上に流出してしまえば、回収はほぼ不可能になります。

ネット上に画像が残るリスクの実例は、「例のアレ」を見れば一目瞭然です。
他にも、ここでは書きませんが、社会的に被害を受けた実例がいくつもあります。


リスクは、自発的行動をすればするほど大きくなる。

しかし、普通に生活をしている限りでは、実害になる事はありません。
というのも、個人情報を解読されるような実害にまで発展するには、
他人の目を引くスキャンダルなど、いわゆる「燃料」や「火元」が必要です。
過去の流出スキャンダルを見てみても、画像だけが問題になるような事はなく、
犯罪行為を行った、大企業の不祥事だ、エロシーンを撮った画像が流れた、
といった「燃える理由」を伴っている事がほとんどです。

燃料になりうるのは犯罪やスキャンダルだけではありません。
うっかり発言であったり、勘違いや誤解であったり、嫉妬であったり、
つまるところ、発信しているものであれば何でも燃料になりうるのです。

そして、この事はニコニコ界隈で活動を行うユーザーにも当てはまります。
つまり、絵師、ボカロP、歌い手、踊り手、演奏者、実況者、そして生主、
いずれの方も、様々な形で自分をアピールしている、という意味で、
炎上するリスクを持って活動をしています。
炎上した所に、画像投下、個人情報投下といった「延焼」となれば、
回復できない実害を伴ってしまうかもしれません。

この事から、表立って活動をしてるユーザーは十分なリスク管理をしています。
その代表例が顔出しの可否、他にも様々な線引きがあります。
リスク承知で晴れ舞台に出る方もいれば、ひっそり活動する方もいます。
ファンであれば、その線引きを尊重し守らなければなりません。

炎上するようなネタを出す奴が悪い、有名税や自己責任との考えもありますが、
それ以前に、他人の行動で炎上する事態は決してあってはなりません。

ファンやユーザーの行動によって、才能あるユーザーを失う事態になれば、
ニコ動、そしてニコニコ文化にとっても大きな損失となります。
超会議がそうした悲惨な現場になる事は避けなければなりません。


「撮影」に対する具体的な対策案

超会議ではどのような対策をすればいいのか?を考察していきます。

現在のところ、ニコニコ超会議の会場内に持ち込まれるカメラは、
以下の5種類と考えられます。

  • 公式生放送、および出展者のカメラ
  • ガジェット通信、ASCIIなどの取材カメラ
  • 申請者によるユーザー生放送のカメラ
  • コスプレ撮影目的のカメラ
  • 来場者が持ち込むカメラ・携帯電話・スマートフォン

公式、取材、出展者に関してはゼッケンや腕章の着用が義務付けられますし、
当然ルール遵守を徹底するはずなので問題はありません。

という事で、対策すべきはユーザー生放送を含めた来場者のカメラです。


・ 無許可の野良配信まで考慮して対策するなら、撮影行為自体を取り締まる。

というのも、ぶっちゃけiPhoneでニコ生できるので。

iPhone弄ってる人が実はニコ生配信やってる、気づく人はまずいないでしょう。
じゃあiPhoneだけ規制すれば、というのも現実的ではありません。
ユーザーニコ生というと「ノートパソコンにWebカメラ」がテンプレ化していますが、
その思い込みは完全に捨てた方がいいかもしれません。

現状どんなカメラでもニコ生に使える、と考え

  • 生放送禁止エリアでは、カメラや携帯のレンズ面を人に向けてはならない。
  • 移動時や撮影をしない場合は、必ず機材をバッグ等に収納する。

をルール上に盛り込むべきと考えます。
要はレンズ向けなきゃ映らない、という単純な発想ですが効果は絶大です。
「人にレンズを向ける行為」そのものを取り締まるので、カメラ区別、
そして許可や野良を問わず、レンズを上げようとする時点で即警告出来ます。

同様に、カメラや携帯を手に持ちながら歩くのも望ましくありません。
そもそも人の多さを考えれば、通路上で携帯を使うのは危険です(ニコ生も同じ)
メール等は隅や端、休憩所で行うべきでしょう。

やむを得ない場合はカバーをかける、等も盛り込めるといいかもしれません。


・ 生放送禁止エリアとの間に物理的な隔壁を用意する

これも当たり前なのですが、物理的な隔壁があれば撮影できません。
エリア外からズームで狙われる事もあるので、隔壁の安心感は桁違いでしょう。
同時にゲートチェックも実施、例大祭での実績もあり最も効果がある対策です。


・ コスプレエリアにも一部生放送禁止エリアを設定する

一般の人には意外と思われるかもしれませんが、
コスプレイヤーの中には、撮影NGの方が結構いらっしゃいます。
合わせや交流、友達同士での見せ合い等、コスプレを着る理由は様々です。
全員が全員撮られたい!と思ってるわけではありません。
中には、生放送を回避したいと思う方も多いでしょう。

超ボーマス20の会場内にもコスプレエリアが設定されるようですが、
要綱は現在準備中で、オールジャンルOKなのかはまだ分かりません。

コスプレイヤーも立派なニコニコユーザー、その存在は守られるべきです。
これを考慮し、オールジャンル向けの生放送禁止エリアの設定が必要です。


・ 出展者、サークル参加者専用のバックヤードを設定する

有名なユーザーの場合、休憩時・入退場時の「出待ち」を狙われるケースがあり、
そうなったらトイレや食事休憩が難しくなります。
そうしたユーザーも、フードコートで色々食べたり飲んだりしたいでしょうし、
人の目を気にする事無く出入りしたいと考えます。

バックヤードを通るだけで全フロアに移動でき、誰にも気づかれず入退場出来たら、
心理的負担の軽減になります。


と、以上の4点を具体的な提案とします。
ユーザーニコ生を極力制限せず、かつ物理的に効果のある対策として、
もっとも現実的なものではないでしょうか。

大事なのは、開放できる所は徹底的に開放し、閉める所は徹底的に閉める。
そして、来場者には、どうされるかを選択する機会を与える。
両者を尊重しつつ両立させるには、徹底した棲み分けが求められると考えます。

超会議で行われる撮影は、来場した友達同士、オフ会の記念撮影がメイン、
あとはコスプレやコンパニオンの撮影で大半を占めると思われます。
ユーザーニコ生は百数十人程度、そして盗撮はそれこそ極々わずかでしょう。
比率としては少ないかもしれませんが、ユーザーニコ生はそれだけの魅力、
そして危険性を持ち合わせています。
生主さんは、この事を肝に銘じ、ルールを遵守し、配信に望んでもらいたいです。

以上、考察でした。
引き続き、プロジェクトに向けて色々進めていきます。

【ニコ生ルール】ニコニコ超会議2012【草案】の解釈について

先日、【ニコ生ルール】ニコニコ超会議2012【草案】についてのレポートを公開しましたが、
この草案について、ありらいおんさんが異なる解釈をアップされていました。
http://nicovideo.g.hatena.ne.jp/myrmecoleon/20120110/1326208817
私の方でも解釈をご説明したいと思います。

説明するに当たり、ありらいおんさんの草案のリライトをお借りいたします。
草案原文は→http://blog.nicovideo.jp/niconews/2012/01/028644.html

  • ニコニコ超会議内ではニコニコ生放送(ニコ生)が可能である。
    • このニコ生をおこなう主体を以下「生放送者」と呼ぶ。
    • ニコ生以外のネット配信は禁止である。
  • 生放送者は生放送するエリアにおいて以下のいずれかに属する。
    • その展示ブースの出展者
    • その展示ブースの非出展者
      • あるブースの出展者は他のブースにおいては非出展者である。
  • 会場内のエリアには以下がある。
    • 展示ブース……任意の出展者が存在する区画。
    • 共用エリア……出展者が存在しない区画。通路等。
    • 特に指定された生放送禁止エリア……「いかなる理由に置いても生放送を行うことはできません。」のエリア。
    • 特に指定された生放送エリア……「生放送は誰でも自由に行うことが可能」のエリア。
    • 特に禁止とも可能とも指定されてないエリアのうち,出展者が存在するのが展示ブース,存在しないのが共用エリアになり,いずれでもないエリアは存在しないものとする。
  • すべての生放送者は以下を守る。
    • ニコニコ生放送ガイドラインを守る
      • 特に「他人を撮影する場合は事前に許可を得ること」。
    • 超会議での生放送ルール(エリアごとの制限等)を守る。
  • 任意の生放送者?は以下をおこなう必要がある
    • 事前または会場での当日申請を行う
    • 同意書にサインする
    • 生放送についての諸注意の説明を受ける
    • 放送中は必ず生放送ゼッケンを着用する

相違が生まれたのは「誰でも自由に」の部分と「展示ブース」の部分の解釈です。
まずは「誰でも自由に」の解釈から。

「誰でも自由に」の記述は、過去のボカフェス・例大祭におけるルールでも記されておらず、
http://info.nicovideo.jp/vocafes/
仮にこの自由の文言が登録の上で、と解釈するなら、これまでのボカフェス・例大祭と同様に、
ニコニコ超会議でのニコ生は登録制です」と明確に記した方がスッキリすると思います。
この事から、運営側が意図を持って「自由」と記述してると解釈し、自由に=登録不要と判断しました。
なので
>なお,自分は最後の項目は「任意の生放送者」でなく「すべての生放送者」の条件と認識しています。
「全ての生放送者」とすると、全配信者が事前に登録をしゼッケンを付けなければならない、
という意味になるので、前の項目で「誰でも自由に」と注釈を書くのが不自然になります。

ただ、エリアだと不自然ですが、ブースならブース利用の申込で申請を代替できる、
と考える事もできるので、この部分は情報開示を待つしかないでしょう。


次に、展示ブースの解釈です。

自分の場合は、展示ブースの解釈に違いがあります。
「自分のブース内」は、エリアを問わず出展者に割り当てられたブースの内側部分、
「会場内の各展示ブース」は、コミケの企業ブースのような「エリア」を指すものと考え、
エリアを問わず存在する個々のブースは、単にブースで呼ぶのではないかと解釈しました。

要は、ブースそのものはどのエリアにも、生放送禁止エリアにも存在する事を意味します
例を挙げると、生放送禁止エリアのブース内にステージがあり、声優のイベントが行われるケース、
こうした場合でも、出展者がニコ生配信を行うのは十分有り得ます。
未公開アニメを上映しているような撮影NGのブースなら、生放送禁止エリアに置くでしょうし、
そこで配信を行えるのはそのブースの出展者だけなので、指摘された問題は起こらないと考えられます。

この上で、会場内のエリア分けは単純にニコ生ルール上での撮影区分と解釈し、

生放送エリア … 「生放送は誰でも自由に行うことが可能」なエリア
  展示ブース  … 「生放送は申請を行う必要がある」エリア
共用エリア  … 「生放送は申請を行う必要がある」エリア
生放送禁止エリア…「いかなる理由に置いても(来場者が)生放送を行う事が出来ない」エリア

そして、各エリアにそれぞれ特化した専門の出展ブースがあると考えたほうが自然でしょう。

過去の例で企業ブースがエリア扱いで記述されてる事と、後述のボーマスにおける扱いも考えると、
「展示ブース」と「個々のブース」の使い分けは、区別して考えた方が妥当かなと考えます。

この部分はやはり超会議サイドの記述に問題がありますね。

個人的には、設定される生放送エリアは、超会金のオブジェや落書きボードがあったりして、
周囲に影響が無くニコ生以外にも記念撮影などで使うためのスペースになると思ってます。


この点を踏まえ、私の解釈を詳しくご説明いたします。

まずは展示ブースでの配信について

>自分は「出展者は原則として自分のブース内での生放送を自由に行うことが可能」は“申請なしに行える”ではなく,
>“申請した上で他者の許諾を得ずにニコ生を行える”という意図と解釈した。
>このため,展示ブース内では申請のほかに展示者の許諾が不可欠になる,と認識した方が妥当。

これについては前例があり、例大祭および例大祭SPでは、企業ブースがニコ生可能エリアとして、
設定されており、生主による企業ブース撮影も出来ました。
この例から、出展各社は「ニコ生で撮影される事を前提にした展示」をしていると考えました。
すなわち、展示者の許諾は出展した時点で原則撮影OKと解釈しました(禁止エリア内のブースは除く)
例大祭の場合は単独ジャンルと言う事もあり、版権管理がスムーズだったのかもしれませんが、
超会議においても、多くの生主に対応する手間を考えれば撮影前提の展示をした方が効率的でしょう。

運用上は原則OKと解釈してますが、礼儀として「撮影していいですか?」と声をかけるのは必要です。
大事な事なので補足しておきます。

次に

出展者が行うニコ生は、原則自分のブース内だけで行い、他のブースを映さない事が条件と解釈しました。
(ポスターや垂れ幕をバックに商品紹介といったもの)
その断り書きとして「周囲に迷惑をかけないこと」が書かれていると思われます。

出展者が自分のブース外で配信する場合は、当然登録をしてゼッケンを付ける必要があると考えられます。
一旦自ブースの外に出れば、その時点で非出展者になるのはご指摘の通りです。

ただし、「自ブース内」の範囲が不透明なので、懸念材料として指摘しました。
自ブースを遠景で撮るために通路に出るのはOKか?ブース周辺の来場者への取材はOKか?等、
そういったケースでは、出展者が撮ってるのかどうかはゼッケンを付けない限り区別できません。


次に、出展者側の配信について

出展者は「申請」は不要である
生放送禁止エリアであっても出展者は放送可能である

とありますが、この部分に関しては根拠があり、超ボーマス20のサークル募集要項の中に、
「来場者によるユーザー生放送は禁止」
「自分のサークルスペースにおいては周囲に配慮すればニコ生可能」との記述があります。
http://ketto.com/tvm/tvm20circle.htm

これはあくまでボーマス側の記述なので、超会議と同じルールで定められてるかは不明ですが、
企画者側で独自に禁止エリアを定めるのは混乱を招くので、企画側は原則超会議のエリア区分に従う、
つまりボーマス会場内は生放送禁止エリアと考えるのが妥当だと思われます。
そして生放送禁止エリアの中でも、サークルスペース内であればニコ生配信がOKとなれば、
現時点ではサークル参加者=出展者と考えるのが自然でしょう。

なので
>このガイドラインにおける「出展者」が,超会議自体に名前をもってブースを出す出展者(ボーマス・ニコつく・ニコニコ学会?
>・超パーティ?)のレベルなのか,それぞれに参加する出展者(ボーマス・ニコつくのサークル参加者,ニコニコ学会の発表者,
>超パーティ等の出演者)のレベルまで含めるのか,
この場合、出展者はサークル参加者も含める、つまり後者と判断しました。

今後の状況次第では変更も在り得る(サークル参加者を出展者と見なさない)事も補足しておきます。

最後に
【ニコ生ルール】ニコニコ超会議2012【草案】
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2012/01/028644.html
そのものの解釈についてご説明いたします。

この草案については、ありらいおんさんの指摘通り、どちらの方にも解釈できてしまう内容です、
来場者側向けの内容であれ出展者向けの内容であれ、回答次第では大きく変わってしまいます。
早急に超会議サイドの説明、できるのであれば15日の新サービス発表会で説明を頂く必要があります。

自分の場合は、大多数の生主が関わるであろう来場者寄りの草案と考えました。
その上で、原則OKを基礎にし、下の条に行くほど禁止事項を増やし縛っていく方向と解釈しました。

つまり
全ての人が生放送できる、という原則を基礎とした上で、
一番上に、生放送を行う全ての人が守る大原則としてニコ生のガイドラインが来て、
次に出展者、その下にその他の人(来場者)の配信ルールが書かれている、と解釈しました。

そして、上の条から下の条への規制はあるが、下から上へのオーバーライドは無い、と考えました。
となれば、生放送禁止エリア内ブースでのニコ生配信がOK、とも解釈でき、
現在超ボーマスサイトで示されてるルールとの整合性も取れます。
そして、最初に書いた「自由」の意図を見て総合的に判断し、オーバーライドの部分はこう判断しました。


以上が、私の草案に関する解釈とさせていただきます。
解釈の判断は読んでいる皆さんに委ね、そして超会議サイドの情報開示を待ちたいと思います。

会場外配信については後編で詳しく書く予定ですので、もうしばらくお待ちください。
ひとまずここでご回答とさせていただきます。
そして、記述不足で不安を与えた事をについてお詫びいたします。

引き続き、後編公開までもうしばらくお待ち下さい。

【ニコ生ルール】ニコニコ超会議2012【草案】について

後編編集中ですが、ぼからんリニューアルと他企画の都合で遅れています。
もうしばらくお待ち下さい。

と、先日こんなインフォメーションが入ってきました。
このインフォが上がった直後に、超会議サイドからの返答が来たので、
おそらく私に対するアクションであると思われます。

【ニコ生ルール】ニコニコ超会議2012【草案】
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2012/01/028644.html

原文はリンク先を参照していただくとして・・・
ニコニコ生放送の登録運用はボカフェス・例大祭と同様の体制だと思われます。
それ自体は問題ないのですが、いくつか指摘するポイントがあります。

まずはエリア区分

  • 生放送エリア(ブース)
  • 共用エリア(おそらくエントランス・中央モール内)
  • 生放送禁止エリア(現時点では超ボーマス20会場内)

突っ込みどころがあるのは生放送エリア(ブース)でしょうか、

展示ブースと共用エリアで配信する場合は登録が必要、とあったので、
このエリアはおそらく事前登録の必要もなく誰でも配信できると思われます、
問題はここがエリアなのかブースなのか、もう少し正確に指摘するなら、
「固定機材」「持ち込み機材」かどうかがポイントになります。

前者ならエリア外に影響を及ぼさない配信が出来ますが、
後者ならゼッケンフリーの野良配信を許すので、懸念材料になります。
(固定でも、準備会議#1で言ったLANケーブル引きずってってやつであれば考え物)

生放送エリアは「撮られるのを覚悟してね」と断った上で設定すると思いますが、
配信する以上、ガイドラインは必ず守らなければならないのだし、
エリア内の誰が何の撮影をしてるかは明示させた方がいいんじゃないかな、と。

次に

・出展者は原則として自分のブース内での生放送を自由に行うことが可能

出展者には「超ボーマス・ニコつくのサークル参加者」も含まれるので、
生放送禁止エリアなのに生放送が出来てしまう、という矛盾が生まれます。
しかも登録不要となれば、事実上のゼッケンフリーの野良配信を許すので、
これも懸念材料になります。

個人情報やサークル参加費を出して、スタッフの厳しい監視の目もある中で、
あえて無茶する人はいないと思いたいが、可能性は無くはない。

とりあえずここまで、

前編でも書きましたが、ユーザーが不安視するのは「想定される想定外」
つまり「どんなルールを作るか」より「どんな対策を取るか」が重要です。
この部分を後編で詳しく触れてみたいと思います。

後編公開までもうしばらくお待ち下さい。

ニコニコ超会議「ユーザーニコ生問題」に関する考察 前編

ニコニコ超会議の「ユーザーニコ生問題」について、賛否両方の視点を交えつつ
自身の取材経験、および各所で叫ばれてるユーザーの反応に基づき考察してみました。

問題点は、おおむねこの3点に絞られるものと思われます。

  • カメラを向けられた時点で配信されてしまう(映像の確認が出来ない)
  • 適正に配信してるのか盗撮なのか判断できない
  • 意図的に違反を行う生主に対応できない

・ カメラを向けられた時点で配信されてしまう(映像の確認が出来ない)

意外と知らない人も多いので書きますが、ニコ生と一般的な写真撮影との違いは、
写真撮影はRecord(記録)、ニコ生はBroadcast(配信)という点です。

写真をネットで公開する場合、どこかのサイトにアップする必要があります。
つまり、アップする前に捕まえてメモリを没収すれば画像の流出を防げます。
しかし、生放送はカメラに写った時点で既に番組として第三者に見られており、
やろうと思えば、第三者が放送をキャプチャする事も出来ます。
そうなれば、意図しない映像流出を防ぐのは事実上不可能になります。

そして、ニコ生はタイムシフトという事実上の「録画機能」を備えているため、
時間が経てば経つほど、流出の機会を増やす事に繋がります。
タイムシフト自体は違反申告してBANすればいいのですが、手続に時間がかかります。

・ 適正に配信してるのか盗撮なのか判断できない

配信の場合、盗撮の事実を「撮影された側」から立証するのは困難です。
仮に盗撮していたとしても「配信してない、撮ってない」と言い張ればそれまでです。
これが写真撮影であれば、警備の立会いの下メモリを調べれば一発で立証できます。
しかし、映像が残らない配信では、その場で対応するのは困難でしょう。
登録制にしたとしても、運営側が全ストリームを監視するのは現実的ではありません。

そして
・ 意図的に違反を行う生主に対応できない

これが一番懸念されている事ではないでしょうか。
この「来場の手引き作成企画」を進めてる私が言うのも不本意ですが、
いくらマナーやルールの徹底を呼びかけても、違反覚悟の人を防ぐ方法はありません。

この事は、コミケやボーマスに参加しているサークルの皆さんも痛感してると思います。
慣れてなかった、知らなかったと反省し、次はしっかり勉強しようという人も多い一方、
撮影禁止のイベントでも、違反覚悟で盗撮する人がいるのもまた事実です。
一般でもこの状況です、さらにニコ生が増えるとなれば、より対応が難しくなる事でしょう。

呼びかけで防げないのなら、ルール的、物理的な手段で防ぐしかありません。
それでも違反者が出たら、被害が拡大する前に迅速に対応できる体制を整備する。
これが最善策であると考えます。


ではどうすればよいのか、これまでの実績から考察してみます。

ユーザーニコ生配信は、VOCALOID FESTA 01(とニコつく)、第8回博麗神社例大祭
そして博麗神社例大祭SP2(とVOCALOID FESTA 03)で事前登録制ながら解禁され、
いずれも大きなトラブルもなく終了しています。
準備会議#3.5でも、この実績からユーザーニコ生は適切に行われているとして、
伴事業本部長が安全性をアピールしていました。

とはいえ、これらのイベントで特に目立つトラブルが起こらなかった、
だから超会議で解禁しても問題ないだろう、と判断するのは早計ではないでしょうか?
まずはこれらのニコ生が無事に行われた要因を洗い出し、その経験をニコニコ超会議
反映させるべきと考えます。そして、少ないながらも上がったクレームも踏まえ、
妥協点を探りたいと思います。

というわけで、個別のイベントごとに要因を洗い出していきます。


VOCALOID FESTA 01 & ニコつく(東京流通センター 第一展示場C〜Dホール)】

VOCALOID開発元のヤマハとの協力、そして初のニコ生解禁で注目されたVOCALOID FESTA、
私も「VOCALOIDランキングSP6」で取材をさせていただいております。
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新興イベント、初のニコ生解禁とあって一番不安がられたイベントじゃないかなと思います。
(上記動画は正式に取材許可を得た上で、Recordにて撮影しております)

案の定、開催前からTwitter等で指摘されていた問題点は、修正される事無く開催されました。
コスプレゾーンに仕切りが無くサークルスペースが丸見えだったり、スタッフもスタッフで
撮影可能スペースを把握していなかったり、移動時のカメラ収納を徹底していなかったり等、
参加者に不安を与えていたのは事実です。
(私もサークルスペース内でニコ生のカメラと相対しました)

とはいえ、この状況でもニコ生に関しては特に大きなトラブルも無く終わりました。
何故問題なく終われたのか、考えられる要因を洗い出します。

・ 現場の回線状況が思わしくなく、移動中の画が鮮明ではなかった

帰宅後にいくつかの生放送をタイムシフトで見させていただきましたが、
中継自体がうまくいかない方が多く、画像は鮮明ではありませんでした。
公式生は会場の有線、生主はモバイル回線を使ったと思うので差がハッキリ出たようです
そして移動中となれば手振れも酷くなります、この事が幸いしたようです。

・ 同時開催されていた「ニコつく」に多くの生主が流れた

開場直後は双方の会場に生主さんがいましたが、午後はニコつく側で撮影されてる方が多いようでした。
というのも、同人誌やCDの販売がメインのボカフェスは、生主から見て画面栄えする要素も少なく、
対照的に、同時開催されていたニコつくはパフォーマンスや作品展示がメインであり、
そして、顔出しOKサークルも多かった事から、魅力ある映像を求める生主がニコつく側に動いたと思われます。

そして今回の検証で一番重要な事。
ボカフェスとニコつくの間には隔壁があり、ニコつく側からボカフェスの会場を撮る事は出来ませんでした。
これが「撮影されたくないサークル」が多いボカフェス側にとって有利に働いたと考えられます。

そして
・ 生主さんもルールを守って中継に望んでいた。

正直なところ、不安を与えたのはボカフェス運営側の問題だと考えてます。
カメラの扱いやゾーニングが最後まで不明確だったため、判断に迷う生主も多かったと思います。
タイムシフトでも壁を探したり床や天井を映したりと、中継に苦労した姿が見て取れました。

ボカフェス01に関しては、この3つの要素がバランスよく成り立って、
結果的にトラブル無く終わったのではないかと考えます。


【第8回博麗神社例大祭東京ビッグサイト 東2〜6ホール)】

東日本大震災の影響で5月に延期された第8回博麗神社例大祭
ここでのニコ生は、当初から企業ブースとコスプレエリアのみと明確に宣言されており、
そしてコスプレエリアは屋外トラックヤード、東駐車場に割り当てられていました。
企業ブース周辺を除けば明確なゾーニングがなされ、屋外からサークルスペースを撮る事は出来ません。
特にガレリアを挟んで東2-3に割り当てられたサークルには全く影響しなかったと考えられます。
(じゃあコスプレイヤーは写ってもOKなのか?という問題は依然残りますが・・・)


博麗神社例大祭SP2 & VOCALOID FESTA 03(東京ビッグサイト 西1〜2ホール)】

こちらもコスプレ・企業エリアは西1ホール、サークルは西2ホールと明確にゾーニングされていました。
ホール間には関所が設けられ、そして企業ブース、アトリウムも緩衝地帯の役割を果たしていたので、
サークルへの影響は無かったと考えられます。

ただし、コスプレエリアに隣接するVOCALOID FESTA 03のサークルスペースだけは、
隔離するものも無く、ニコ生のカメラに晒される状況に置かれたのでした。

2度続けて危険に晒されたボカロ系サークルが、超会議を警戒しちゃうのも無理はない、と思う。


最後に、これらのイベントに共通する一番大事な要素を記します。

・ 全て「同人誌即売会」である事

同人誌即売会に"参加する"皆さんは、イベントのルール・マナーを理解し遵守しています。
特に例大祭は経験豊かな参加者が多く、その意識は高いものと思われます。
「東方界隈はマナー低下が著しい」と言われてますが、まだまだ捨てたもんではありません。
一般的なイベントと比較すればしっかりと守られてる方が多いです。

そして、例大祭を運営する博麗神社社務所のスタッフも、経験豊かな方々が揃っています。
盗撮行為・犯罪行為に対しては常に目を光らせ、厳しく対応しています。
ただ、例大祭がしっかりしてた反面、ボカフェスでの対応が甘かったのが悔やまれます。

こうした同人誌即売会特有の厳しい対応が、生主にプレッシャーを与えていたと思われます。
カメラを持って無理矢理突撃しようものなら、参加者に通報され退場させられたでしょう。


といったところでひとまず区切り、後編でユーザーニコ生の可能性を追求し、
ニコニコ超会議における具体的な提案を書き出します。

ニコニコ超会議って一体何なの?

ニコ生に関するレポートをあげる前に、ちょっと概要を書き出してみます。

1月4日現在、準備会議で決まった事や、超ボーマス20のサイト上などで、
公表されている内容は以下の通り。

開催日時:2012年4月28日・29日
会場:幕張メッセ 国際展示場1〜8ホールおよび幕張イベントホール

開催予定のイベント

現時点で集客が見込めるのは、有名歌い手・踊り手が多数出演するであろう超パーティー
次いでナマケット、ニコミュ、その下がボーマスだと思われます。
1月15日の新サービス発表会(β)で、水面下で進んでる企業出展も続々発表されるでしょうし、
コスコレやダンマス等の人気イベントも組み込んでくるものと思われます。
他にニコラジもあるようだけど影響は少ないか(もしくはボーマスのDJブースに陣取るか)

つまり、これまでのニコニコ大会議に出演してきた歌い手・踊り手・生主のファンが、
そっくりそのまま超会議の主要客層になると思われます。

そして、動画ユーザー:生放送ユーザーの比率は6:4と考えられます。

が、出展企業次第で大きく変わる部分(特に声優・アニメ系統)もあるので、
ニコニコ外の人も呼び込む可能性大。

現状で決まっていると思われるルール等

  • 会場内でユーザー生放送が可能
  • 来場者のコスプレ着用が可能

特に、前にも書いた通りユーザー生放送ありの項目が不安視されていますが、
準備会議#3.5の中で、ニコ生に対する反応に触れ安全性を強くアピールしてる事から、
ユーザー生放送を禁止にする事はまず無いでしょう。

あと補足としては

・アルコール販売がある(ニコニコ大忘年会 in ニコファーレでのひろゆきの発言より)

というか、ライブハウスやロックフェスなんかじゃアルコール販売は当たり前だし、
TGSでもけいおんライブでもビールぐらい売ってるので、普通なら書くまでも無いです、
が、上の項目と組み合わせるととんでもない事になりそうなのであえて書き出します。
(ちなみにコミケとボーマスは飲酒禁止ですね)

「来場の手引き」制作におけるポイント

「来場の手引き」制作はこの3点を踏まえた上で進めていきます。

  • 特定サービスのユーザーが絶対悪、とは決め付けない。
  • 超会議サイドの決めたルールが絶対
  • 来場者が悪い、主催者が悪い、とかの原因追求は考えない。

と書くとなんだかなぁ・・・と思ってしまう人もいるかもしれないのでご説明。

まず一つ目から
・ 特定サービスのユーザーが絶対悪、とは決め付けない。

ニコニコ超会議を開催する上で、現在最も懸念されているのは「ユーザーニコ生」です。
ケットコム超ボーマス20のサイトで「超会議はユーザーニコ生あり」の記載があった事で、
Twitter上ではニコ生による影響を不安視するツイートが多数上がりました。

ここに書くまでもないですが、現状ニコニコ生放送はニコ動よりも集客力があるコンテンツです。
当然ながら、ニコ生にまつわる事件報道も増えています。

生放送でリストカット 視聴者は騒然、原因はいったい!?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1125&f=national_1125_009.shtml

ニコニコ生放送」始まって以来の大事件 家の中で花火、パトカーと消防車来た
http://www.j-cast.com/2011/06/06097676.html?p=all

などがマスコミに取り上げられていますし、表になってない事件も多いようです。
(加えて出会い系だエロ配信だJCJKが夜中までみたいな事もいっぱいありますが長いので割愛)

ですが、ニコ生ユーザーの大半は適正に配信していると思います、ていうか配信しています!
"描いてみた"を配信したり、スポーツや演奏を配信、DJリクエストに動画紹介、
またある時は車載で風景を流し魅力を配信する、等々・・・
場合によっては、ニコ動以上の魅力を引き出すサービスである事は言うまでもありません。
超会議でのニコ生解禁も、そうしたユーザーを前提にして決まったものであると考えられます。

が、そうした優良ユーザー・優良番組はニコ動ユーザーに知られる事が少ない(目立たない)ので、
「事件や出会い系ばかりが横行するニコ生」がイメージになってしまっているのです。

そうした事実を考慮した上で・・・、

非難されるのは「迷惑行為」「迷惑行為をするユーザー」であって、ニコ生そのものではない。
この事を真っ先に理解しなければなりません。
(サービスそのものの問題点、危険性もあるが、ユーザーの対応で回避できるならまずはそれを求める)

適正に配信している生主も、迷惑行為をする生主と同類に扱われるのは不本意でしょうし、
ルールを守った上で超会議の魅力を発信したいと考える生主も多いでしょう。
ユーザー主体と謳う超会議で、そうした優良生主が歓迎されるべきなのは言うまでもありません。

(配信行為そのものの危険性については別記事に記載します)

次に
・ 超会議の運営が決めたルールが絶対

超会議はユーザー主体のフェスと公言していますが、実際に主催するのはニコニコ動画という企業です。
ニワンゴなのかドワンゴなのかその辺はまだ不明)
最終的に来場ルールを決めるのはニコ動サイドであり、来場者はそれに従わなければなりません。
「ユーザーイベントなのにユーザーが決めたルールじゃない!納得できない!だから守らなくても良い!」
というものではありません。

ニコ動サイドもニコニコ大会議NICONICO D@NCE M@STERといったイベントを手がけてますし、
そうした豊富な実績・経験を踏まえた上で超会議を企画し、運営計画を練っている・・・と思います。
今後出展を発表するであろう企業(現時点ではCOSPAが表明)も、各自のノウハウを持ってるでしょう。

以上の観点から、さすがの運営もユーザーを困らせるためにルールを決めるなんて事はしないでしょう。
むしろユーザーのためにルールを作ってるんだ。って事を前提にします。納得できなくても前提にします。
(考えた結果逆にユーザーを困らせたってのは何度もありますが)

ですが、超会議サイドの言う事をそのまま書き写すだけでは何の意味もないので、
この企画では、超会議のルールに加え日本各地で行われているイベントルールの情報も交え、
「超会議ルール+自主的に守ってほしいルール」という形での公開を目指します。

* ルール提案も同時に行いますが、通る可能性は低いと考えたほうがいいです。

最後に
・ 来場者が悪い、主催者が悪い、とかの原因追求は考えない。

というのも、「マナーが悪いのは来る奴がお客様気分だからだ」「運営が決めたルールが無茶苦茶だから」
といった、不徹底の原因をどこかに求めてしまう傾向があるからです。

原因を求めるのも大事ですが、一番大切なのは「その場でルールを守ってもらえるか?」です。
単純な話、ルールを知らない人がいればその場の誰かが教えればいい、誰かがいなければ自分が教えればいい事です。
後でぼやいても当事者に聞こえなければ反省も勉強もしないし、注意されなきゃ何やってもOKと思われるかもしれません。

理想論に聞こえるかもしれませんが、その理想を継続してるのがコミケ参加者です(俗に言う"訓練された")
継続的にルール・マナーを啓発し参加者に伝え続ける事で、コミケと言うイベントの秩序を保ち続けています。

もちろん、ルール徹底にしっかり対応できない運営側も批判されなければなりません。
ユーザーの皆さんも、何かあったらぼやくだけでなくしっかりクレームを入れましょう。

以上、この3点を踏まえて企画を進めてまいります。